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東京新聞夕刊にて、谷中のヒマラヤ杉保全活動について紹介いただきました!

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本日(8月23日)の東京新聞夕刊にて、谷中のヒマラヤ杉保全活動について紹介いただきました!
以下、記事全文です。
(WEB記事はこちら
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昔ながらの寺町風情が残る東京都台東区の谷中地区で、長年親しまれてきた樹齢九十年のヒマラヤスギを伐採から守ろうと、住民たちが署名活動を続けている。土地を購入した民間業者が一帯の宅地開発計画を進めており、伐採する方針なのに対し、住民たちは「谷中のシンボルを守りたい」と訴えている。 (竹上順子)


 ヒマラヤスギは、小さなパン店の敷地内にあり、道の分岐にそびえる。幹回り約三メートル、高さ約二十メートル。幹は上に向かって三本に分かれ、周囲の道路や店を覆うように枝葉を広げている。


 店主の女性(79)によると、店の前身となる甘味処(どころ)を開いた祖父が戦前、ヒマラヤスギを鉢植えで育てたのがきっかけ。いつしか地面に根付き、大木に成長した。店に車が衝突することもあったが、「いつも木が守ってくれた」と語る。


 上野に近い谷中地区は江戸時代、寛永寺の子院が次々と建ち、大火で焼け出されたほかの寺院も移転してきた。震災や戦災の被害を免れたため、寺町風情が今も残る。


 谷中地区町会連合会などは二〇〇〇年、住民自身が町の現在と未来を考え決めることや、町並みを守ることなどを定めたまちづくり憲章を宣言。一方で区は〇六年、このヒマラヤスギを、貴重な緑を保護するための「保護樹木」に指定した。


 昨年三月、大阪市の不動産業者が宅地造成目的で、土地の所有者から一帯の土地約五百平方メートルを購入した。業者側は、借り主の女性ら住民側と立ち退きをめぐるやりとりをする中で、伐採の意向を示したという。


 谷中地区で生まれ育った編集者の矢嶋桃子さん(35)はこうした状況を知り、谷中地区町会連合会長の野池幸三さん(87)に相談。協力して今年六月、木 を守るための署名活動を始めた。二カ月半で三千五百人分余りを集め、ホームページでもオンライン署名を呼び掛けている。


 矢嶋さんは「木がいつも私を見守ってくれる気がした。次の世代に町をどう引き継ぐのか考えるきっかけにしたい」。野池さんは「町ぐるみで木を守ることで、人の住む環境も守りたい」と話す。


 まちづくり憲章と保護樹木の指定に、法的な拘束力はない。不動産業者の担当者は「不透明な面もあるが、基本的には木を切り、すべての土地を更地にする方針だ」としている。

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